楽しい冬の雪中キャンプ ~苫小牧第2団ボーイ隊の挑戦~
2017年1月28日から29日にかけて、ボーイスカウト苫小牧第2団のボーイ隊が樽前山神社のスカウト広場にて冬の雪中キャンプを実施しました。北海道の中でも特に厳しい寒さが続く時期に、敢えて冬の自然の中でキャンプを行うとは一見無謀に思えるかもしれません。しかし、このキャンプこそがスカウトたちにとって自然の力を体感し、自分たちのたくましさと友情を確かめ合う絶好の機会なのです。

冬ならではの過酷さとその楽しみ方
冬のキャンプの主な特徴は、やはり極寒の中で過ごすという点にあります。テント泊をするスカウトもいれば、寒さに耐えきれずタープの中で火を囲むスカウトもいます。実はほとんどのスカウトは真夜中も休まず活動し、寒さに負けないために眠らずに体を動かし続けます。北海道の厳しい自然は、彼らの精神と体力を鍛えるにはもってこいの環境です。服装は本州の冬と同程度の防寒着ですが、それで十分と感じてしまうスカウトたちの強さには感心させられるばかりです。

暖をとる工夫がいっぱい
寒い中での快適なキャンプ生活には、火の扱いが欠かせません。今回のキャンプでは、スカウトたちは薪を使ったブロックのかまどで調理を行う一方、スウェーデントーチを活用した調理も体験しました。スウェーデントーチは丸太に火をつけて中心からゆっくり燃やすことで、長時間安定した熱を供給する自然の暖炉のようなもの。これにより、暖を取りながらおいしい料理を作ることができました。炎のゆらめきと温もりに包まれながらの調理は、スカウトたちにとって格別の体験となりました。
また、ドラム缶を半分に切り、吸気口を加工して薪を大量に燃やす特製の暖房設備も設置しました。これをタープの中に置くことでしっかりと暖かさを確保し、夜を快適に過ごすことができました。リーダーたちもその中で火の暖かさを楽しみつつ、スカウトたちの安全を見守りました。

食事と団結の力
キャンプ中にふるまわれた食事は、豊富な食材を使った手間のかかるものでした。寒さに耐えるエネルギーを補給するため、みんなで協力して調理し、ゆっくりと味わいました。食事のあとはスカウト同士で体を寄せ合い、火の周りで語り合う時間が続きました。寒さは厳しいものの、こうした仲間の存在が心を熱くし、楽しいキャンプの思い出を作り上げていきました。

安全への配慮と経験豊かな指導
冬の雪中キャンプは、自然の厳しさと危険を伴うものです。そのため、十分な経験を持ったリーダーが常にスカウトたちの安全を監視しており、無理のない行動計画が立てられていました。火の取り扱いや寒さ対策など細心の注意を払いながら実施され、このキャンプを通じてスカウトたちは「安全第一」の精神も学びました。
朝を迎えて感じた達成感
翌日10時に集会が解散され、凍死者もなく、皆元気に清々しい笑顔で朝を迎えることができました。長い夜を寒さと戦いながら過ごした経験は、スカウト一人一人の心に深く刻まれました。冬の自然は厳しいけれど、そこに挑み乗り越えることで、彼らは大きく成長したのです。
冬の自然を楽しみ、仲間と絆を深める
苫小牧第2団の冬の雪中キャンプは、ただ単に寒さに耐えるだけではありません。この過酷な環境の中だからこそ味わえる楽しさや感動が満載です。寒さを忘れるほどの活動の工夫や仲間との助け合いは、かけがえのない財産となります。氷と雪に囲まれた大自然の中での野営は、普段なかなか体験できないスリルと魅力にあふれています。
これからも苫小牧第2団は、冬のキャンプを通じてスカウトたちのたくましさと連帯感を育み、自然の厳しさと美しさを心に刻んでいきます。寒さに負けず、楽しみながら成長する冬キャンプの世界に、ぜひ皆さんも一緒に飛び込んでみませんか?

