書初め集会

新年の誓いとともに ~書初めと鏡開き~

年が明け、ボーイスカウト苫小牧第2団の新年最初の集会がスカウトハウスで行われました。1年のスタートにふさわしく、最初の活動は樽前神社本殿で新年参拝です。スカウトたちは制服に身を包み、整列して神前に進みました。神主の合図で一人ひとりが静かに手を合わせ、今年も安全で充実した活動ができるようにと祈願します。緊張した面持ちでお祈りを終えたスカウトたちの眼差しには、少し大人びた真剣さが感じられました。

参拝のあとは、毎年恒例の「書初め」に挑戦します。スカウトハウスの床に半紙と筆が並べられると、場の雰囲気が一気に華やぎました。筆先に集中するスカウトたち。初めて筆を持つビーバースカウトはリーダーに手を添えてもらいながら、一画一画をゆっくりと書き進めます。カブスカウトは慣れた様子で長い紙を広げ、堂々とした筆づかいで好きな言葉を書き上げます。それぞれの思いを込めた言葉が白い紙の上に力強く浮かび上がりました。

活動の中には、冬休みの宿題を兼ねて作品を書くスカウトの姿も見られました。お互いに書いた文字を見せ合い、「上手だね」「ここをもっと大きくすればいいよ」と声を掛け合いながら、笑顔があふれる時間となりました。子どもたちの集中する表情と、墨の香りが漂う静かな空気が印象的で、まるで書道教室のようでした。

全員の作品が完成すると、壁に並べて展示を行い、小さな発表会のようにみんなで鑑賞しました。「かっこいい!」「すごく力強い!」と拍手が起こり、それぞれの個性が光る素敵な作品が並びます。リーダーからは「書初めもスカウト活動のひとつです。自分の決めた言葉を一年間忘れずに目標にしていきましょう」という言葉があり、スカウトたちも新たな気持ちでうなずいていました。

書初めを終えたあとは、毎年の楽しみである「鏡開き」。あたたかいお汁粉が用意され、湯気とともに甘い香りが部屋いっぱいに広がりました。スカウトたちはお椀を受け取り、みんなで神社の頂きます「たなつもの 百(もも)の木草(きぐさ)も 天照(あまてら)す 日の大神の めぐみえてこそ」と元気よく声をそろえます。暖かいスカウトハウスの中で味わうお汁粉は格別で、「おいしい!」「もう一杯!」という声があちこちから響きました。リーダーと笑いながら話すスカウトたちの表情は、まさにお正月らしい温かさに包まれていました。

新しい年を迎え、神様への感謝と決意を形にし、仲間とともに励まし合う新年最初の集会。小さな筆の一ストロークにもスカウトの誓いが込められたこの日、また一年の活動の良いスタートとなりました。
神社の御馳走さまは「朝よひに 物くふごとに 豊受(とようけ)の 神のめぐみを 思へ世の人」でした。